iモードとspモードの違い
iモードとspモードは、どちらもNTTドコモが提供する通信サービス。iモードはフィーチャーフォンが、spモードはスマートフォンがインターネットに接続する際に利用するプロバイダである。
iモード(i-mode)
iモードは、NTTドコモのiモード専用端末(フィーチャーフォン)向けのインターネット接続サービスで、iモード携帯がインターネットに接続する際に利用するプロバイダである。
iモード専用のサイトが用意されている。ある意味閉鎖的なサービスだった為、iモード独自のサービスが発展してきた。
iモードは、NTTドコモの対応携帯電話にてiモードメールの送受信やウェブページの閲覧などができる、世界初の携帯電話IP接続サービスである。
spモード(sp-mode)
spモードは、NTTドコモがスマートフォン向けに用意したインターネット接続サービスで、スマートフォンがインターネットに接続する際に利用するプロバイダである。
スマートフォンとフィーチャーフォンとではOSが違う為、spモードは、iモードとは別のサービスとして始まった。また、スマートフォンにはiモードブラウザがない為、iモード専用サイトは閲覧できない。
NTTドコモは以前、AndroidやWindows Mobile、BlackBerryなどのスマートフォンを展開していたが、当初はiモードメールやデコメールなどが利用できない上、コンテンツやアプリケーションの料金を携帯電話料金と併せて支払うことができなかった。またスマートフォンは、iモードネットワークとは独立したmoperaと同等のプロバイダへ接続していた為、メールはiモードメール以外のGmailやBlackBerryメールなどを使っていた。その後スマートフォンの普及に伴い、スマートフォンでの「@docomo.ne.jp」のキャリアメール、iモード絵文字やデコメールなどに対応したspモードの提供を開始。またspモードメールの他に、インターネット接続、「dメニュー」及び「dマーケット」におけるspモードコンテンツ決済サービスなど様々なスマートフォン向けオプションサービスを展開。
iモード携帯の出荷は終了
1999年に登場し、モバイルインターネットの先駆けとなったiモードだが、17年以上を経て、NTTドコモが「iモードケータイの出荷終了」を発表した。尚、iモードサービスは引き続き提供される。
その後発売されているフィーチャーフォンはspモード対応。iモードこそ使えないが、Androidベースのフィーチャーフォンは今後も開発される。iモード対応の携帯電話は消えていくことになる。
ガラケーとフィーチャーフォンの違い
ガラケーやフィーチャーフォンは、二つ折り型などに代表される携帯電話を指し、基本的には同じものをこう呼んでいる。
そもそも日本の携帯電話は特殊な進化を遂げ、ワンセグや着うた、赤外線通信などといった機能は日本独自のものだった。日本の携帯電話は独自の進化を遂げ、他の環境から孤立してしまう意味から「ガラパゴス携帯=ガラケー」と呼ぶようになった。
海外において、特色を持った高機能な携帯電話を指す言葉で「フィーチャーフォン」が使われており、日本でもその言葉が使われるようになった。フィーチャーフォンとは、比較的高機能な端末ではあるが、スマートフォンでないものを指すことが多い。