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CMOSをクリアするとは

CMOSクリアとは、マザーボード上にあるCMOSクリア端子(ジャンパまたはランド)をショートさせて、情報を保持しているCMOSの電気を全て逃がし、情報を消す操作。マザーボードに蓄えられた電気を一時的に空にし、BIOS設定をリセットする。

何らかの操作によりマザーボードが起動しなくなった時、CMOSをクリアすることで改善されることがある。

CMOSのクリア方法

まず、CMOSをショートさせる、ジャンパやランドと呼ばれるクリア端子をマザーボード上で見つける必要がある。マザーボードにもよるが、ジャンパやランドには大抵、CLRTC、CLRTC1、CLR_CMOS、CLR_RTC、CLRCMOS1などと名前が書かれている。

CMOSのクリア手順

  1. 電源ユニットの電源を抜く。
  2. 電源ユニットからマザーボードへの、電源を供給しているケーブル(8pinのATX、20pinのATX、24pinのATX、ATX12V、EZ-Plug、AUXなど)を全て抜く。
  3. マザーボード上のボタン電池を抜く。
  4. ジャンパもしくはランドを約5秒間ショートさせる。

ジャンパには、2ピンの場合と3ピンの場合がある。2ピンの場合はそのままジャンパを挿すとショートするが、3ピンの場合、挿し方が2通りになるので、両方を試してショートさせることになる。

ランドとは2つの端子に半田を盛った箇所。通電性のあるマイナスドライバなどを用意し、半田を盛った2つの端子に、端子間が通電するようにマイナスドライバなどをあててショートさせる。

CMOSクリア後は元に戻す

ショートさせてCMOSをクリアした後は、クリア手順で変えた箇所を元に戻しパソコンを起動させてみる。

  1. ショート状態にあるジャンパを抜いて元に戻す。
  2. 電源ケーブルやボタン電池を元に戻す。
  3. 全てが元に戻ったことを確認し、パソコンの電源を入れ起動させてみる。

注)ショート状態でパソコンの電源を入れてしまうと、応答がなく起動しない上破損の原因になるので、ジャンパを元に戻したか必ず確認する。3ピンのジャンパでは、どちらが元の状態かショートの状態かが分からなくなることがあるので、マニュアルで確認した方が良い。

注)ボタン電池の取り付けでは+と−の向きに注意する。+と−を逆に取り付けてしまうと故障の原因になる。

CMOSのクリアを確認する

パソコンを起動するとBIOSの設定画面が立ち上がってくるので、その設定画面に表示される時間がクリアされているか確認する。クリアされていれば、マザーボードが持つ初期時間である「1999/01/01」や「2000/01/01」などに戻っている。時間がクリアされていない場合は、クリア作業に失敗している。

クリアに成功し時間がクリアされていることを確認できたら、「exit」から「Load setup Defaults」を実行し、その後、時間及びUPUの動作周波数、ブートの順番などの設定を行う。

CMOSがクリアされない、クリア作業を行えない

クリアに失敗した時は再度クリアを試みる。何度クリア作業を行っても成功しない(時間が初期化されない)時は、「クリア手順」の3番(ボタン電池を外す)まで行い、ボタン電池を外した状態で30分〜1時間程度放置する。そうしてマザーボードに蓄えられた電気を消費させ、ショートを行った時と同じ効果を得る。

コンデンサに電気が溜まっている場合は、初期化される(電気がなくなる)までもう少し時間がかかることもある。

下記の理由からもクリア作業を行えない場合がある。

  • ケースに組み込んであり、CMOSクリア端子へアクセスできない。
  • CMOSクリア端子の場所がわからない。

上記の為にクリア作業ができない場合も、「クリア手順」の3番であるボタン電池を外すところまで行い、ボタン電池を外したまま30分〜1時間程度放置する。

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