リテールマーケティング(販売士)検定試験
元々「販売士検定試験」という名称で行われていた検定試験だが、習得できる知識や実務能力をより的確に表す為に「リテールマーケティング(販売士)検定試験」に変更された。
検定試験の合格者には「販売士」という称号が付与される。販売のプロと言えるだろう。
販売士資格は、流通業界で唯一の公的資格である。
試験は5科目から成る
- 小売業の類型
- マーチャンダイジング
- ストアオペレーション
- マーケティング
- 販売・経営管理
学びたいレベルによって級が分かれている
- 3級
- 売場の販売員のレベルで、販売員として最も重要な接客マナーや販売技術といった接客業務に関する知識が身につく。
- 小売店舗運営の基本的な仕組みを理解し、販売員としての基礎的な知識と技術を身に付けている。売場の担当者などが対象となる。
- 2級
- 売場の管理者クラスのレベルで、店舗管理に不可欠な従業員の育成や指導、仕入や在庫の管理といった知識が身につく。
- 小売業について、主として販売に関する専門的な知識を身につけ、ある程度の管理業務を遂行し、かつ部下を指導することができる。売場主任、部課長など中堅幹部クラスが対象となる。
- 1級
- 店長や経営者クラスのレベルで、トップマネジメント全般に関する商品計画や商品予算の策定、マーケティング政策の立案、人事・労務・財務管理といった知識が身につく。
- 小売業経営に関する高度の専門的な知識を身につけ、経営計画を立案し、総合的な管理業務を遂行できる。大規模小売店の店長や部長クラス、中小小売業の経営者クラスが対象となる。
販売士資格の取得はこんな方におすすめ
- 一般小売業の従業員または経営者。
- 製造業販売担当者やサービス業担当者、卸売業担当者。
- 流通業界を目指す者。